「後藤輝樹氏の経歴を知りたい」
「後藤輝樹氏の政見放送に興味がある」
「後藤輝樹氏の名言を知りたい」
後藤輝樹氏は、東京都国立市生まれ、神奈川県横浜市育ちの政治活動家です。
これまで計11回の選挙に出馬しており、一度も当選してはいないものの、インパクトがある内容の政見放送を数多く行ってきたことで非常に有名な人物です。
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後藤輝樹氏の初出馬からの立候補歴
初出馬は、2011年4月の神奈川県議会議員選挙で、横浜市南区で立候補するも落選しています。
その後は、2012年4月の目黒区長選挙、同年6月の港区長選挙、2013年2月の千代田区長選挙、同年6月の東京都議会議員選挙(千代田区)、2015年4月の千代田区議会議員選挙、2016年7月の東京都知事選挙、2017年7月の東京都議会議員選挙(千代田区)、2019年4月の神奈川県議会議員選挙(横浜市南区)、2020年7月の東京都知事選挙、2021年3月の千葉県知事選挙、同年7月の東京都議会議員選挙(葛飾区)、同年11月の葛飾区議会議員選挙に立候補していますが、いずれも落選しています。
また、2022年7月の参議院選挙にも立候補していますが、彼が一躍有名になったのは2016年7月の東京都知事選挙です。
放送された政見放送
この選挙の際に放送された政見放送で、後藤輝樹氏は当時話題になっていた政治活動団体SEALDsの真似をしたであろう踊りや掛け声を行うとともに、放送禁止用語である性器の名称を連呼しました。
NHKは、公職選挙法を踏まえて当初は一切放送しない方針でしたが、後藤輝樹氏が表現の自由や憲法違反を主張したことから一部の音声をカットした上で放送されました。
なお、政見放送の音声がカットされたのは、1983年の参議院議員通常選挙に出馬した雑民党の東郷健氏以来、史上二度目のことです。
また、2020年7月の東京都知事選挙時の政見放送では、服を脱いでオムツ姿となって机の上に仰向けになったり、椅子の上に立ったりといった奇行を見せ、性的表現も繰り返されました。
さらに、2021年千葉県知事選挙時の政見放送では、公開プロポーズを行ったことが話題となりました。
後藤輝樹氏の経歴
このように、インパクトがある政見放送を行ってきた後藤輝樹氏ですが、彼は2001年の高校卒業後お笑いタレントを目指してNSC(吉本総合芸能学院)東京校に入学するものの、相方が見つからなかったころから断念したそうです。
その後は、19歳ごろになると、1995年の沖縄米兵少女暴行事件や、小林よしのり氏のマンガ「新・ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論」などに影響されて政治家を志すようになります。
そして、政治家になるためには東京大学を卒業するのが最良だと考えて、勉強を開始するものの合格することはできませんでした。
また、彼は徴兵制に賛成しており、時期は不明ではありますが1年ほど陸上自衛官をしていたと語っています。
政治活動家以外の活動
政治活動家以外の活動としては、YoutubeやTikTokなどでの配信を行う他、「ところてん」「変なおじさん」といった楽曲を計9曲公開するなど音楽家としての側面もあります。
加えて、彼は「革命ドットコム」という会社も経営しており、これが主な収入源のようです。
事業内容としては、各種広告代理店業務・ポスター制作および印刷・デザイン制作・選挙コンサルタントおよび選挙プランナー・カウンセリング/相談/占いなどとなっています。
非常に幅広い事業を手掛けているため、いわゆる何でも屋・便利屋と呼ばれる業態だとされています。
なお、彼は過去に庭掃除や引っ越し、結婚式のカメラマンなど便利屋として活動していた経歴があるため、その経験を活かした事業と言えるでしょう。
2020年7月の東京都知事選前のネット記事のインタビュー
また、彼は2020年7月の東京都知事選前のネット記事のインタビューにて、年収が100万円を超えたことがないと語っています。
町村議会の議員選挙を除き、選挙に立候補するには各選挙に応じた額の供託金を納めなければなりません。
供託金は、一定の得票数を獲得しないと没収されてしまうのですが、彼は2022年7月時点で総額1,380万円の供託金を没収されています。
これほどまで多額の供託金を没収されてでも出馬を諦めないのは、政治家になるという強い意志の表れだと言えるでしょう。
後藤輝樹氏の数多くの名言
以上が後藤輝樹氏についての概要となりますが、彼は過去の政見放送で数多くの名言も残しています。
例えば、2020年7月の東京都知事選挙の際は「新しい時代を創り、風穴を開けるのはいつの時代も変人です。
変な人と書いて変人ではありません。
世界を変える人と書いて変人です」という言葉を残しています。
また、2016年7月の東京都知事選挙では、「誰だって叩けばホコリくらいは出る。
お前らやってんのは人を潰すための批判だよ」、「だいたいお前ら世間様は何かある度叩くけどそんな綺麗な人間なんか?過ちだって犯す。
でも、それが人間だろ。
叩くならそいつを生かすため、更生させるために叩け」と発言しました。
まとめ
このように、数々の名言を残してきた後藤輝樹氏ですが、2022年7月の参議院選挙ではどのような結果が待っているのでしょうか。